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銭湯図解とは

前職の設計事務所を体調不良で休職していた時、救ってくれたのが銭湯でした。

銭湯への恩返しのため、大好きな銭湯の魅力を図解する「銭湯図解」を都内中心に描き始めて40軒以上。

浴室での人との交流、お風呂やサウナの楽しみ方、建築的な面白さ、味のある銭湯の小物、お風呂上がりの至福のひと時など、多様で幅広い銭湯の魅力を水彩で表現した銭湯図解の世界観をお楽しみください。

銭湯図解の作り方

銭湯図解の製作は大まかに「取材」「下書き」「ペン入れ」「着彩」の4行程。

トータルで24時間程度かかります

1

取材

開店前の1時間半程の時間を頂いて、実測、写真撮影、インタビューを行います。実測は設計事務所時代に使っていたレーザー測定器とメジャーを用いてタイルの幅まで測量。開店後はもちろんお風呂も頂きます。

2

下書き

測量をもとに下書き作業です。設計で使っていた製図道具を用いて、縮尺を決めて描き始めます。女性の身長は165cm前後、男性は170cm前後を基準にいつも描いています。

3

ペン入れ

次の行程はペン入れ。水彩紙に耐水性の製図ペンでトレースします。写真の台はLEDのトレース台。パネル全体が光り、その光でトレースすることができます。

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着彩

色鮮やかな発色のウィンザー&ニュートンの透明水彩絵の具で色を塗っていきます。水面の揺らぎ、浴室内の陰影、実際の色合いの再現性に注意を払って、その銭湯で感じた体験以上のものを表現できるよう努めています。